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「手を抜く」って英語でなんという? - "Cut corners"の意味や由来、例文をご紹介

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忙しすぎて、とにかく手を抜いて、楽をしたいということってありますよね。


例えば、子ども達にご飯を作る必要がある親御さん達は忙しいので、手を抜くこともあるかと思います。


そのような手を抜きたいということを英語でこのように表現できます。


例文:My mom often had to cut corners when I was a child in order to feed me.
訳:私が子どもの頃、私に食事を与えるために母は手を抜かなければならなかった。


"Cut corners"は「手を抜く」という意味で使われていますね。


直訳すると「角を切る」のような少し意味がわからないものになってしまいますが、日本語でも「ショートカット」や「コストカット」というように、短縮すること「カット」という言葉で表現することがあるので、そのような意味だとイメージしやすいかもしれませんね。


今後、手を抜きたいと思った時には、"Cut corners"を使っていきましょう!


それでは、"Cut corners"のおおまかな意味や使い方を見てきたところで、より具体的な使い方や由来、例文を見ていきましょう。


"Cut corners"の意味


冒頭でもご紹介しましたが、"Cut corners"は「手を抜く」ことを意味しています。

例えば、急ぎがちな人に手を抜かないように言いたいときは次のように表現できます。


例文:Don't hurry. You should not cut corners if you want to do a perfect job.
訳:急がないで。もし完璧な仕事をしたいなら、手を抜くべきではないよ。


楽をすべきでないことを伝えたいときはこのように"cut corners"を使って表現することができます。



"To cut corners"の由来


"cut corners"は、Aという地点からBという地点に最短距離でいくという物理的な行為に由来すると言われています。


この慣用句は、交通ルールが今ほど明確でなかった1800年代にさかのぼります。


道路に従って決められた場所で急カーブを曲がるのではなく、文字通り角を曲がらずに、斜めに横切ることで時間を短縮する運転手もいました。


決められた道路を曲がらずに舗装されていない道路を突っ切る方が速いですが、その分もリスクも高かったとされています。


自動車が実用化されたのは1886年のことなので、この言葉が使われ始めた当初、乗り物として使用されていたのは、馬車のことです。


馬車は自動車に比べて頑丈ではないので、角を曲がらずに突っ切ろうとすると転倒する危険性がありました。


そのため、"Cut corners"という言葉は、時間を節約することはできても、同時に過度のリスクを負うことや、手抜き工事をすることを意味するようになりました。


"Cut corners"は、現代の英語では、仕事を早く終わらせるために、安い材料を使ったり、安全に関する規則を無視したりすることを意味することがほとんどです。




"To cut corners"の例文


それでは、"To cut corners"はどのようなシチュエーションで使用されるのか具体例を見ながら確認していきましょう。


例文:Students often try to cut corners when they write English essays. Some copy entire texts from the websites, but even good students may resort to rewriting existing articles.
訳:学生は英語のエッセイを書く際によく手を抜こうとする。ウェブサイトから丸コピする人もいれば、優秀な学生でも既存の記事を書き直すこともある。


例文:This project will determine our future as a team, so it is more important than ever to show the boss what we can do. Please make sure I don’t want anyone cutting corners this time.
訳:このプロジェクトはチームとしての将来を左右するものだから、これまで以上に上司に実力を見せつけることが重要だ。今回は手を抜かないようにお願いします。



"To cut corners"に似た表現


ここまで、"To cut corners"の意味や由来、例文を見てきました。
理解が深まりどのようなシチュエーションで使うことができるのか、イメージが湧いたかと思います。


そこで、ここでは応用として、"cut corners"に似た表現も一緒に覚え、表現力を一気に伸ばしてみましょう。



Rush job
例文:The program is clearly a rush job, full of errors and omissions.
訳:このプログラムは明らかにやっつけで書かれたもので、間違いや欠落がたくさんある。


Short cuts
例文:There are no shortcuts to learning English.
訳:英語学習に近道はない。

"手抜き"と言いたい時には"Cut corners"を使おう


今回は"cut corners"という表現を見てきました。


本来のやり方ではなく、別の方法でやることで楽をする、つまり「手を抜く」という意味で使われる表現でした。


今回の取り上げた"cut corners"のようなイディオムを学習することは、英語の知識を学ぶことで、会話の表現力が広がるだけでなく、イディオムが誕生した文化的な背景を学ぶこともできるのでネイティブとの会話や洋ドラマ・映画が楽しくなること間違いなしです。


英語学習は簡単なことばかりではないので、もしかしたら楽をしたいと思うこともあるかもしれませんが、英語学習には近道はありません。


このブログでは今後もさまざまなイディオムを取り上げていきます。

ただ意味を紹介するだけでなく、ネイティブの使い方やイディオムが誕生した背景もしっかりご紹介しますので、丸暗記に頼ることなく学ぶことができます。


これからも一緒にイディオムを学習していき、幅広い表現を身につけていきましょう。

 

プロフィール

管理人: マルチリンガルジョニー

 

高校中退→1浪→京大法学部→セブ留学(1ヶ月)→上海留学(1年間)→専門商社就職→香港駐在→2年で退社→韓国でフリー→医学部受験講師

 

モットーは『語学=ライフスタイル』
話せる言語は日・英・中・韓・広です。
TOEIC990。新HSK6級。

 

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