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英語で「いいことづくめ」ってなんと言う?- best of both worldsの意味と使い方を解説!

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人生において、何か一つを選んだ結果、得られるメリットが多いと嬉しいですよね。


もしウォーキングが恋愛にもキャリアにも給料面でも良いことがあるなら始めたいですね。


一つのことを始めて複数のメリットを得られるのであれば、それはとても効率の良いことのように思えます。


実際、そのような状況はみなさんの生活の中にもあるかと思います。


例えば、英語を勉強することは会社で昇格するためにも役立ちますし、脳の老化を防止するためにも良いと言われています。
参考:BBC: Learning second language 'slows brain aging'


まさにいいことづくめですね。


さて、このいいことづくめという状況を英語で説明する時なんと言えば良いでしょうか?


英語には便利なイディオムで"Best of both worlds"という表現があります。
直訳すると"両方の世界の最善"のような意味になりますが、意味合いとしては、「両方のいいとこ取り」「いいことづくめ」という意味で使われます。


それでは、先ほどの英語学習がキャリアと脳の老化防止に良いことを英語にしてみましょう。


Learning English is the best of both worlds: it gives you the skills you need to get promoted in the company and is also good for preventing brain aging.


上記の例では、良いこと①と良いこと②を繋げる接続詞に"and"が使用されていますが、ネイティブによっては、"but"を使用する場合もあります。


例を見てみましょう。


例文:For me, having a side hustle was the best of both worlds: I got the chance to be my own boss sometimes, but with greater financial security overall. (The National)


訳:私にとって、副業をすることは、時には自分が自分自身のボスになるチャンスもあり、全体としてより大きな経済的安定を得ることができる、いいことづくめでした。


今回の例では、良いこと①と良いこと②が接続詞"but"で繋がれています。


もし"but"は否定!と覚えてしまっている人がいると上記の文章を読んだときに感覚的に違和感を覚えてしまうかもしれません


ここでは、この"but"は「〜ではなく」というよりは、「〜だけでなく」というような意味合いで使用されています。みなさんも馴染みのある"not only ~ , but also"の"but"のような意味合いですね。


"but"以降の文章が前の節の否定をしているわけではないということを注意しておきましょう。


それでは、"Best of both worlds"の大まかな使い方を理解頂いたところで意味や由来、例文や似たような表現を見ていきましょう。



"Best of both worlds"の意味


Best of both worlds は2つの異なる状況の長所をすべて享受しながら、短所を気にする必要がないことを意味します。


例えば、リモートワークで家族のニーズに合わせて一日を過ごしながら、給料の良い仕事に就いている人は、両方の長所を持ち合わせています。


そのような状況に対し、”He has the best of both worlds”と言えます。





"Best of both worlds"の由来


best of both worldsという表現は、1800年代の終わり頃に流行し、1759年に出版されたヴォルテールの作品「キャンディード」に由来していると言われています。その中でヴォルテールは、"the best of all possible worlds "というフレーズを使っています。
参考:Grammarist Best of both worlds


日本語では、「両方のいいとこ取り」や「いいことづくめ」のように訳されることが多いです。



"Best of both worlds"の例文


それでは、どのように使われるのか見ていきましょう。

例文:Both a bottle shop and wine bar, this cozy downtown spot is the best of both worlds.
(Fayetteville Observer)
訳:ボトルショップでもありワインバーでもある、この居心地の良いダウンタウンのスポットは、両方の良さを兼ね備えています。

例文:“At the same time, I think we’re giving him the best of both worlds, he gets to make that decision but we’ve laid out a plan that works for him.” (Anchorage Daily News)
訳:「同時に、我々は彼に両方の世界の最高を与えていると思う、彼はその決定を下すことができますが、我々は彼のために動作するように計画を策定しました。

例文:Working from home is the best of both worlds: I can structure my day around my family’s needs and yet work at a good-paying job.
訳:リモートワークは家族のニーズに合わせて一日を過ごしながら、給料の良い仕事に就くことができるから、いいことづくめだ。




"Best of both worlds"に似た表現


"The best of both worlds"に似た表現をいくつか見ていきましょう。
状況に合わせていろいろな表現を使い分けることができればよりネイティブのように会話に多様性を持たせることができます。

best of all worlds
意味:全てにとってよい状況
例文:With so many smartphone options, we feel that our new model provides the best of all worlds in terms of price, durability, and functionality.
訳:スマートフォンの選択肢が多い中、私たちの新しいモデルは価格、耐久性、機能性など、すべての面でベストなモデルだと感じています。

a win-win situation
意味:当事者が何らかの形で利益を得ている状況
例文:I like the chips and my wife likes the pickle so I trade her my chips for her pickles. It really is a win-win situation.
例文訳:僕はチップスが好きで、妻はピクルスが好きだから、チップスとピクルスを交換するんだ。本当にWin-Winの関係だよ。





「いいことづくめ」と言いたいときには"Best of both worlds"を使おう


今回は"the best of both worlds"という表現を見てきました。

ある状況で、2つの事柄の良い点を受けることができる場合に使うことができる表現でした。

今回の取り上げた"the best of both worlds"のようなイディオムを学習することは、英語の知識を学ぶことで、会話の表現力が広がるだけでなく、イディオムが誕生した文化的な背景を学ぶこともできるのでネイティブとの会話や洋ドラマ・映画が楽しくなること間違いなしです。まさに"Best of both worlds"と言えますね。


このブログでは今後もさまざまなイディオムを取り上げていきます。


ただ意味を紹介するだけでなく、ネイティブの使い方やイディオムが誕生した背景もしっかりご紹介しますので、丸暗記に頼ることなく学ぶことができます。


これからも一緒にイディオムを学習していき、幅広い表現を身につけていきましょう。

 

プロフィール

管理人: マルチリンガルジョニー

 

高校中退→1浪→京大法学部→セブ留学(1ヶ月)→上海留学(1年間)→専門商社就職→香港駐在→2年で退社→韓国でフリー→医学部受験講師

 

モットーは『語学=ライフスタイル』
話せる言語は日・英・中・韓・広です。
TOEIC990。新HSK6級。

 

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