文法

『英文法勉強法ロードマップ』5つの学習ステップとおすすめ参考書で文法の本質をマスター!

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こんにちは!マルチリンガルジョニーです。

みなさんは英語学習において文法をどのように考えていますか?

絶対に文法から勉強するべきだという方や、文法はそこそこで語彙力を磨くべきだという方、いや文法なんて勉強しなくてもひたすら長文読みまくったり英会話しまくればいいんだという方など、人それぞれ色々な考えをお持ちかと思います。

平成最後から令和に入るにかけて従来の受験英語の弊害が注目され、文法重視から会話重視の英語教育にシフトしつつあります。しかしこの流れで文法はそんなにやらなくていいんだ、などと幸せな勘違いをしてはいけません。

文法重視の受験英語であまり成果が出なかったのはリスニングやスピーキングの教育が少なすぎたからで、文法を教えすぎたからではありません。文法すらきちんと教えていなかったら日本の英語力はもっと低くなっていたでしょう。

英文法はひとことで言うと語順のルール
英語力を家に例えるならば文法=設計図です。文法という設計図がなければいくら建築材料(語彙力)が揃っていても、盤石な家(英語力)を建てることはできません。

英語力の下地である文法を固めなければ英語をきちんと話したり書いたりすることはもちろん、見聞きした英語を正確に理解することすらできないのです。つまり文法は英語力を養う上で絶対に必要不可欠な要素なのです。絶対に。

ではそんなに大事な英文法はどのように身につければ良いのか?


英文法学習と検索すると大学受験用の文法参考書が紹介され、その進め方が解説されている記事が多くヒットしますが、それ以外の学習法はあまり紹介されていません。しかし、文法学習というのは実は奥が深く、文法参考書1冊を仕上げて終わりということはないのです。


この英文法学習ロードマップでは大学受験用の文法参考書を5つの学習ステップの第1ステップに位置づけ、本質的な文法力を習得していただくための学習法について豊富な具体例と共に網羅的に解説しています。これまでおそらく多くの人が試したことのない文法学習についても学習内容を噛み砕いて説明し、各ステップ毎に使用する教材も紹介しているので、結局何から始めればいいのかわからない!と迷子になることはありません。


そして同じ学習法で文法を学ぶにしても、1つ1つのステップの意義・目的を理解し、それを達成するための本質的な学習を心がけなければ学習効果が半減してしまいます。例えば大学受験用の文法参考書でも文法公式やフレーズの暗記に止まっていては確実に頭打ちします。


そこでこの記事ではまず初めに英文法学習の全体像というチャプターを設けました。具体的な学習ステップから読み始めたくなるかもしれませんが、最初に英文法学習の目的・流れをきっちり把握しておくことは各学習ステップの効果を高め、本質的な文法力の習得に非常に大きな役割を果たします。


『英文法学習の全体像』を決して読み飛ばさず確実に理解して、その全体像に結びつける形で各学習ステップに取り組んでくださいね。


この記事を読んで英文法学習の流れを理解し、具体的な勉強法を実践すれば着実に英文法マスターに近づいていくでしょう。英文を見て文法的に説明できない項目を限りなくゼロに近づけちゃいましょう。

英文法学習の全体像

英語は文法が基礎や、文法マスターするぞ!と思い立って適当に参考書を選んでやりまくる方は多いのではないかと思います。

参考書から勉強を始めること自体は問題ないのですが、目的意識を持たずに進めてしまうとバラバラな文法知識の暗記に終始してしまいがちです。
*文法をやろうと思った自分を褒めるのは忘れないでください

せっかく文法を勉強するのであれば、最初に文法学習の大枠をイメージしておいた方が効率的に知識を吸収でき、学習の進捗状況がわかるのでモチベーションも保ちやすいのです。

ということで文法学習の全体像を頭に入れてもらいます。まずは下の図をご覧ください。

英文法学習のイメージ

この図を簡単に箇条書きで説明すると次のような感じになります。

  • 体系ルール: 文法の原理に関する知識
  • 個別知識: 英語長文や会話等で触れる語法等の関連知識
  • 適用: 体系ルールの知識を使って英文を理解したり、組み立てたりします。
  • 補強: 英文や会話等で得た関連知識により文法の原理に関する知識を確認したり、新たに追加したりします。
  • リンク: 相乗効果により各文法・語法知識の定着が促進されます。

より具体的にイメージしてもらうために仮定法を例に考えてみますね。

  • 体系ルール: 仮定法過去、仮定法過去完了等、仮定法の原理に関する知識
  • 個別知識: 英語長文や会話等での仮定法の実際の使われ方に関する各知識
  • 適用: 仮定法の原理に関する知識により、仮定法を使った英文を理解したり、組み立てたりします。
  • 補強: 英文や会話等で得た仮定法関連の情報により仮定法の原理に関する知識を確認したり、未習の仮定法の用法(e.g.仮定法過去・仮定法過去完了の混合)を仮定法の原理として新たに頭に加えたりします。
  • リンク: 助動詞(could, would, migtht等)や時制等の関連知識により仮定法の理解が明確になったり、反対に仮定法の知識により助動詞・時制等の理解が定着したりと、相乗効果が生まれます。

このように文法学習では様々な知識が有機的に結びつき、頭の中で徐々に体系ルールができあがっていきます。

文法学習はバラバラな知識を暗記しまくるのではなく、頭の中の体系ルールを深く広くしていくものだ、ということをまず肝に命じてください。

一見バラバラに感じる個別の知識も体系ルールの一部として吸収させていくイメージです。

そうして文法の原理が頭に埋め込まれれば、リーディング・リスニング・ライティング・スピーキングのトレーニングと合わせることで自在に文法知識を運用できるようになっていきます。

文法を身につけて他のトレーニングを行うのと、ただただ闇雲に英会話や多読でゴリ押しするのとでは学習効率に圧倒的な差が出ますので、早い段階で英文法の体系知識を習得してしまいましょう。長年英語学習されている方もこの機会におさらいして揺るぎない英文法力を手に入れちゃいましょう。

英語学習において文法力は一生の財産になるのです。

それでは文法学習の全体像を脳裏に焼き付けてもらったところで、5つの具体的な学習ステップに移りたいと思います。

先に5つのステップを簡単にお伝えしておきますね。

1.高校レベル英文法参考書での基礎固め(体系)
2.英和辞典を使った文法補強(個別)
3.ロイヤル英文法での文法深掘り(体系+個別)
4.長文読解での文法知識定着・穴埋め(個別)
5.英作文教材でのアウトプット(個別)

体系=体系知識からアプローチするトップダウン型文法学習
個別=個別知識からアプローチするボトムアップ型文法学習

この学習ステップは必ずしも1つ完全に終了したら次のステップに進む、というものではありません。むしろ、5つのステップを同時並行で進めることで効率よく脳内の体系ルールを広く深く成長させていけるでしょう。

それではまずトップダウン型の学習から行ってみましょう。

高校レベル英文法参考書での基礎固め

頭の中の体系ルールを拡大していくぞ、という意識は準備OKでしょうか?

準備が整ったら最初に必要となるのが文法原理の基礎固めです。

英文法学習のイメージ

基礎英文法を体系的に学ぶことで、図の体系ルールの核となる文法原理を頭に埋め込んでいくイメージですね。この核にその他学習ステップで仕入れる文法知識を結びつけていくことになります。

なのでこの基礎固めステップでは知識を暗記することよりも、文法の原理・イメージを掴むことに全力を注いでいきましょう。

ではどの参考書を使って基礎固めをすればいいのか。文法関係の参考書は溢れかえっていてどれを選べば良いのか考えていると頭がフリーズしてしまいますよね。

基本的には高校レベルの英文法参考書1冊でOKです。

すでに文法参考書を持っている方はそれを使ってもらえれば良いですが、これから用意しようとしているけれど何が良いかわからない!という方のためにおすすめの参考書を3グループ+αに分けて複数提示しておきますね。

総合文法参考書(Evergreen)

多くの方は『Forest』という文法参考書を聞いたことがあるのではないでしょうか。学校指定で持っているという方もいるのではないかと思います。

そして『Forest』を引き継ぐ形で登場した文法参考書が『Evergreen』です。

EvergreenはForestと同じく英文法の『なぜ?』を大事にしているので、英文法を根本から理論的に学ぶことができます。

また、各文法項目でPart1『なぜを理解する』→Part2『基本を確認する』→Part3『より深く学習する』という構成になっており、前提知識がなくても文法の本質を理解してその上に各知識を積み上げていくことができます。

1つ1つきっちり理解しながら進めていきたい方にとって最適な文法参考書と言えるでしょう。

標準文法問題集(UPGRADE, NextStage, Vintage)

長い解説を1から読んでいくのが苦手だ、問題を早く解かせろ!という方におすすめなのがUPGRADE, NextStage, Vintageの3つの文法問題集です。

どれも見開き2ページの左側が問題、右側が解説というレイアウトになっていて、問題ベースで英文法学習をしたい方にとって進めやすい構成かと思います。

文法問題集といっても大学受験レベルに必要な文法項目は網羅されており、問題ごとの解説には正解の根拠も書かれているので、文法原理の基礎固めをするには十分な教材です。

僕自身高校時代はEvergreenのような総合文法参考書は使っておらず、文法問題集はUPGRADE1冊のみで学習を進めていましたが、1つ1つしっかり理解することでセンター試験で満点を取れるレベルにまで英文法理解を高めることができました。(もちろんステップ2〜ステップ5の効果もありました)

ただし1点注意があります。
文法問題集は解答の根拠を説明するための解説はありますが、『関係代名詞とは?』といった文法テーマごとの解説はありません。文法原理やイメージがいまいち掴めない場合は、後述のロイヤル英文法(初期段階では解説が難しいかもしれません)や初心者向けのネット記事・evergreen等の総合参考書など、テーマごとの解説がある情報源で理解を深める必要があります。

自分で適宜調べるのが苦でなく、どんどん問題を解いたほうが頭に入ってくるという方は文法問題集で一気に基礎固めしちゃいましょう。

注意点を理解した上で、文法問題集メインで進めていく!と決めた方のために3つの参考書の特徴を簡単にお伝えしておきます。

・UPGRADE: 著者が駿台講師、システム英単語の著者と同じ
・NextStage: Evergreenと同じ出版社
・Vintage: 解説が上記2冊より少し多め。

駿台やシス単が気に入っているのならUPGRADE、Evergreenを参照しながら進めていくつもりで似たレイアウトのものを使いたいならNextStage、解説は詳しい方が良いのであればVintageを選べば良いと思います。

それでも特に希望がない場合は、どれもレベルに大差はないので、書店でチェックして自分が読みやすそうなデザインのものを選びましょう。

どれをやるかではなく、とにかく1冊を仕上げることが大事です。

高難度文法問題集(頻出英文法・語法1000, POWER STAGE)

続いて英文法はある程度やった、基本はできているという方向けの2冊、頻出英文法・語法1000POWER STAGEを紹介しておきます。

この2冊は両方1000題もの問題量があり、難易度が高い問題も多く含まれています。具体的には早慶や東大・京大・一橋等の入試レベルにも対応できる文法力をつけることができます。

難易度が高いものもありますが、基本もしっかり抑えており、解説も豊富なので独学で進めていくことができます。前提知識が少なくても解説を読みながら1つ1つ根気よく理解していくことができる方ならいきなり頻出英文法・語法1000かPOWER STAGEから初めても大丈夫だと思います。

この2冊はレベルも問題数もほとんど違いはなく、レイアウトが異なるぐらいです。違いは下のような感じです。

・頻出英文法・語法1000: 問題・解説別冊、問題数1000題
・POWER STAGE: 見開き2ページの左が問題・右が解説、問題数1078題

これも問題を一気に解いてから解説は解説で別に読むのが好きか、1問ずつあるいは1ページずつ解きつつすぐに答えを参照できるのが好きかで選べば良いかと思います。

英文法参考書の進め方

どの参考書メインで進めていくか決められたでしょうか?

続いて文法参考書をどのように進めていくのか指針を示しておきます。勉強法が固まっていない方は参考にしてくださいね。

先にポイントだけお伝えすると次のような感じです。

・最低2周、できれば3周
・『なぜ』をきっちり理解
・例文を大切に

それぞれどうゆう意味か見ていきましょう。

最低2周、できれば3周

文字通り文法参考書は最低でも2周、できれば3周こなしましょうということです。3周やる場合のやり方も一緒に見てみましょう。


1周目:
各文法項目を丁寧に理解していく。
時制の項目であれば現在形はどういう時に使うのか、完了形は?など一つ一つ原理と各用法を理解していきます。


2周目:
各文法項目を他人に説明できるレベルまで理解を深める。
1周こなして大体問題が解けるようになっても油断は禁物です。文法問題を出されて正解を出せるのと、イチから他人に説明できるのとでは理解のレベルが圧倒的に違うのです。

時制の完了形の項目であれば現在完了と過去形を区別する問題を解けるだけで満足するのではなく、現在完了の各用法・過去完了との関係・完了形を使ったイディオムなど、関連項目を何も見ずに他人に説明できるレベルまで理解を深めることを目標にするのです。


3周目:
弱い分野を強化。
2周目で他人に説明できるレベルに到達できなかった文法項目を徹底的に復習します。3周目でわからなければ定着するまで永遠に繰り返しましょう。

『なぜ』をきっちり理解

参考書を進める際に記憶力でゴリ押しして各文法事項を丸暗記してはいけません。英文法の原理・本質を理解することを常に意識しましょう。常に『なぜ』そうなるのかと考えていれば自然と文法原理が身につく学習法になっているはずです。


仮定法を例にあげます。
仮定法過去=現在の仮想、仮定法過去完了=過去の仮想などと機械的に覚えるのではなく、なぜ現在の仮想なのに過去形を使うのか、など根本から理解しようとすることで仮定法の本質・原理が頭に定着し、その上で問題演習を繰り返すことで仮定法を使った英文の理解が早くなり、さらに自分でも仮定法を簡単に使えるようになるのです。


また、問題を解く際も同じく『なぜ』と疑問を持つようにしましょう。
例えば4択問題でなんとなく感覚で正解を出せた場合も、なぜその選択肢が正解になるのか、他の選択肢は何が間違いなのか等を考えるくせをつけることで漫然と解くよりも理解が深まるのです。

This is the hospital ( ) I was born.
1. of which 2. where 3.what 4.which

上記のような空所補充の4択問題で2の正解を出せた場合も、なぜwhereが正解なのか、1や4はなぜだめなのか(in whichなら正解)、whatはどのような時に使うのか、などを説明できるようにしておくと問題を解くごとに確実に文法力が伸びていきます。

例文を大切に

文法原理を理解することに集中しすぎて英語の例文を読み流す、ひどい場合はほとんど読まずに文法の説明だけを読むという風に勉強を進める人がたまにいますが、これはスーパーNGです。

文法原理を理解したら英語の例文で理解を深めるのはもちろん、自分で該当の文法を使って英作できるレベルを目標にしましょう。英文法を学ぶ目的は英語で読み書き会話ができるようになることなので、例文をおろそかにしては学習効果が激減してしまうのです。


現在時制を例にあげます。
現在時制に不変の事実を表す用法があると理解したら、その用法を使った例文を必ず確認し、自分でも再現できるようにします。例えば下のような例文です。

・Water boils at 100℃.
・The earth revolves around the sun.

さて、『例文を大切に』にはもう一つ意味があります。
それは例文に出てくる一字一句を大切にするということ。


学習中の文法事項に関係ない単語でも新出単語だったり、なんとなくしか理解できていない単語があれば必ずその単語の意味も確認しておく必要があります。


例えば仮定法を学習していると次のような例文が出てくると思います。

・If it hadn't been for you, we would have been faced with a predicament.
(もしあなたがいなかったら、私たちはピンチを迎えていたでしょう。)

この際に仮定法に直接関係はないですが、predicamentという単語を初めて見たなら発音や意味・用法をきちんと辞書で調べて覚えるようにしましょう。


そしてIf it hadn't been for 〜=もし〜がなかったら、という意味だと浅い理解で終えるのではなく、for単体の意味も確認しなければなりません。辞書を調べてみるとforには"famous for〜=〜が理由で有名である"のように理由を表す意味があることに気づきます。


それを上記の例文に応用するとIf it hadn't been for you→あなたという理由・原因が存在しなかったら→あなたがいなかったら、という意味に繋がるのです。
このように熟語やイディオムがなぜそのような意味になっているのかまで掘り下げて考えるようにすれば記憶の定着も早いです。


例文を活用しまくって文法原理を理解するついでに語彙力も増やしちゃいましょう。一石二鳥ですね。

+α 一億人の英文法

さて、ステップ2に移る前にもう一つ従来のものとは異なるスタイルの英文法参考書、『一億人の英文法』を紹介しておきます。


従来の文法参考書と違うポイントは次のような感じです。

・英語を話すことを目的に作られている
・ネイティブの感覚を掴むことを重視している
・文法用語は極力使わず説明されている

従来の文法参考書が用法・品詞ごとに文法項目をきっちり分類してそれぞれを解説しているのに対し、一億人の英文法は文法を”ネイティブが話す際のイメージ”を起点として捉え、従来は別々に解説していたものにも共通点を見出して平易な言葉で説明しています。


この一億人の英文法を必須参考書ではなく+αに位置付けたのは、合う・合わないが明確に分かれる参考書だからです。


イメージ・感覚の説明がぴったり当てはまる方にとっては英文法がすっと入ってきますし、文法事項を分類して網羅的に説明して欲しいという方にとっては全く頭に入ってこないかもしれません。


実際にAmazonのレビューも二極化しています。
・星1の酷評
”基本ができている前提の本、全く理解できなかった”
”説明されるイメージが全然わからない。別の普通の文法参考書を使ってみたらわかりやすくて感動した”

・星5の大絶賛
”今までなかなか使うことができなかった文法が一気に身近に感じられた”
”感覚として文法が身につき、アウトプット学習との組み合わせで驚くほど英語が話せるようになった”

一億人の英文法はどう使えば良いか

このように二極化している評価を踏まえて一億人の英文法の使い方(使う場合は)を2つ提案しておきます。


従来の文法参考書を一通り学習し終え、なんとなく丸暗記で終わっている箇所があれば、一億人の英文法を読んでバラバラに頭に入っている知識を感覚・イメージでまとめる、という使い方が1つ。


もう1つは従来の文法参考書の専門用語を使った解説が苦手で挫折しそうという方が、一億人の英文法で視点を変えて英文法学習に取り組む、という使い方です。


感覚・イメージ学習の一億人の英文法、専門用語を使った辞書的解説の従来の参考書、両方を併用して使うとより文法への理解が深まるかもしれませんね。是非書店で中身を見て自分に合いそうかチェックしてみてください。

英和辞典を使った文法補強

英文法学習のイメージ

1.高校レベル英文法参考書での基礎固め(体系)
2.英和辞典を使った文法補強(個別)
3.ロイヤル英文法での文法深掘り(体系+個別)
4.長文読解での文法知識定着・穴埋め(個別)
5.英作文教材でのアウトプット(個別)

体系=体系知識からアプローチするトップダウン型文法学習
個別=個別知識からアプローチするボトムアップ型文法学習

ステップ1では頭の中に文法原理の核を埋め込むトップダウン型学習について説明しました。文法学習と言えば高校で使ってた文法参考書を使ってみようという方が多いと思いますので、この記事を読む前にステップ1の学習は自分でやっていたという方もいらっしゃるかもしれません。


しかし多くの方は高校レベルの参考書を理解するとそれで満足してしまったり、それ以上何をやればいいのかわからなくて文法学習を終了してしまうのではないでしょうか。


これから見ていく辞書を使ったステップ2の学習はステップ1と同時に進めつつ、ステップ1終了後も継続してもらいたい文法学習です。このステップ2をやるかやらないかで文法力、ひいては英語力にとてつもない差が出るのでステップ1で止まることなくステップ2も進めてくださいね。



さてそのステップ2ですが、ステップ1のトップダウン型学習に対して、英和辞典で各文法・語法を調べながら知識を補強していくボトムアップ型文法学習です。


ステップ1で得られる文法体系ルールという骨格に各文法事項の様々な用法や派生的な語法の使い方など、個別の知識で肉付けしていくイメージです。辞書の具体的な使い方や詳細例を用いて説明していきますので、ボトムアップ型文法学習がいまいちわからないという方も安心して読み進めてくださいね。


それでは具体的な学習法に行っちゃいましょう!

具体的な英和辞典文法学習法は?

英和辞典と言えばわからない英単語が出てきた時に意味を調べるという使い方が一般的ですが、ステップ2の学習ではみなさんが馴染み深い英単語にこそ効果を発揮します。


ここで言う馴染み深い英単語とは、例えばon, in, as, when, should, will, suchなどの前置詞・副詞、接続詞、助動詞、その他頻出単語です。おいおい、そんな中学生でも知ってるような単語を辞書で調べるなんて勘弁してくれよ、と思いますよね?侮るのはまだ早いです。


これらの単語はみんなが知っていてよく使う単語だからこそ、意味や用法の幅が非常に広く、思いもよらない意味で使われていることもあります。そして危険なのは何度も目にする単語なのでなんとなく理解した気になり、文章中で意味が曖昧でも流してしまうということです。


まずは自分のよく知っている意味は氷山の一角にすぎないかもしれない、と肝に銘じるところから文法マスターへの道は始まります。文法学習でも『無知の知』が大事なのです。


そんなことを言われても実際に例文で証拠を見せてもらわないと自分が知らない意味があるということを実感できないと思いますので、次の3つのグループに分け、『英語学習者に馴染みが薄そうな用法』をそれぞれピックアップして一緒に見ていきましょう。

  • 前置詞・副詞系
  • 接続詞・関係詞系
  • 助動詞系

*便宜上3つに分類しましたが、綺麗に分かれているわけではなく、オーバーラップする部分も多いです。(特に前置詞・副詞系と接続詞・関係詞系)

各グループの詳細に移る前に辞書学習のポイントを示しておきます。学習時は次の3点を頭に入れて進めるようにしてくださいね。

・単語のイメージを意識
上に分類される英単語は意味・用法が多く、1つの単語に20〜30個あることも珍しくありません。それを1つ1つバラバラの知識として覚えるのは効率が悪いので、単語の共通のイメージから各意味・用法を派生させる形で覚えていくようにしましょう。


・例文でイメージ・用法を確認
はい、出ました例文(2回目)。ステップ1と同様、各用法が例文で実際にどのような状況で使われるかまで確認するようにしましょう。単語単体の和訳は答えられるけど具体的にどう使うのかわからない、というのでは理解していないのと同じです。例文を笑うものは例文に泣くのです。


・品詞を区別
品詞を複数持つ単語、特に前置詞・副詞はきっちり区別して認識するようにしましょう。意味・用法だけでなく文法的な機能も理解しておいたほうが、長文などでそれらの単語に出くわした際に曖昧な部分がなくなり、明確に内容を理解できるようになります。

それでは上記3点を意識しながら具体例を見て行きましょう。出てくる用法のうちどれくらい知っているものがあるか、どのくらい知らないものがあるか、クイズ感覚で楽しんでくださいね。

前置詞・副詞系

前置詞・副詞系は特に用法が多いですが、意識的に学習しないと中学・高校で習った2〜3個の意味だけを知っている状態で一生を終えてしまいます。


しかし、この前置詞・副詞系は動作の方向や対象物との関わり方などを示す重要な役割をもち、文のニュアンスを正確に理解するには全て理解しておくことが不可欠です。ここでは用法が30個以上ある『on』を例に見ていきます。

まずは馴染み深い用法をチェックしておきましょう。みなさんが知っているonの用法は次のようなものではないでしょうか。

・There is a pen on the table.
(テーブルの上にペンがある。)
*上への接触
・I spend a lot of money on books.
(私は本に多くのお金をかける。)
*動作の方向

1つ目は中学生で『上に乗っている』というイメージで覚える用法ですし、2つ目はspendを覚えた際にspend〜on...とセットで記憶するので馴染み深いかと思います。では下にあげる用法はどうでしょうか?onの共通イメージ=接触として見てみましょう。

前置詞
・She walked out on me.
(彼女は私を見捨てた。)
*不利益←上からの圧力←接触

・We'll send free samples on request.
(請求があり次第無料サンプルをお送りします。)
*時間の近接←時間的な接触←接触

副詞
・Hold on!
(しっかり掴まれ!)
*密着←物理的接触←接触

・From that day on, she studied very hard.
(その日からずっと、彼女は一生懸命勉強した。)
*継続←時間が未来へと繋がっているイメージ←その日とその日以降の接触←接触

形容詞
Hey the trip we talked about last month, is it still on?
(先月話した旅行のことだけど、あれまだ行く気ある?)
*予定←有効←スイッチが付いているイメージ←接触

onの共通イメージ=接触

いかがでしょうか?
知らなかった用法、あるいはなんとなく訳せるけどなぜonなのかは意識していなかった用法がいくつかあったのではないでしょうか。


実際にはここにあげた4~5倍の用法があるので、これらを全て知っていたという猛者の方もぜひ自分で辞書をチェックして見てください。その際に接触の共通イメージと結びつけて理解することを忘れないでくださいね。


on以外にももういくつか馴染みの薄そうな前置詞・副詞系の用法をあげておきます。

・She is well up in computer science.
(彼女はコンピューターサイエンスにとても詳しい。)
*副詞。精通←知識レベルが上級←上方向のイメージ

・I cried all the way through while watching the sad movie.
(その悲しい映画を観ている間、終始泣きっぱなしだった。)
*副詞。終始ずっと←時間の始点から終点まで貫くイメージ←貫通

・She placed her ear against the door.
(彼女はドアに耳を押し当てた。)
*前置詞。圧迫・接触←対象にぶつかるイメージ←対立

接続詞・関係詞系

接続詞・関係詞は単語・節・文同士など、他の要素を繋いで関係性を表す重要な役割を果たします。この接続詞・関係詞系の用法をきちんと理解できていないと、筆者や話者の意図とは全く違った解釈をしてしまうことになりかねないのです。


しかし、前置詞・副詞系と同じく、授業で習う代表的なもの以外の用法は文章で出てきても特に意識せず流しがちなので要注意です。ここでは用法も品詞も多くて紛らわしい『as』を例に見てみましょう。

まずは馴染み深い用法から。

・She swims as(副詞) fast as(接続詞) I do.
(彼女は私と同じくらい泳ぐのが速い。)
*1つ目のas(副詞): 同じくらい
*2つ目のas(接続詞): 様態(〜ように)←同じ様子で←同じ

・He works as an English teacher.
(彼は英語の先生として働いている。)
*前置詞。〜として←〜と同じように←同じ
asの共通のイメージ=同じ

1文目のasは比較構文の授業で習いますし、2文目のasは特定の動詞とセットで覚えたりするので、これらの用法を知っている方は多いかと思います。


では次の用法はいかがでしょうか。
『as』の共通イメージ=同じ、として見てみましょう。

接続詞
・I saw him crying as I entered the room.
(部屋に入ると同時に彼が泣いているのが見えた。)
*同時←同じ

・As I was ignorant, I believed whatever other people told me.
(私は無知だったので、他人が言うことをなんでも信じていた。)
*原因・理由←同時に成立←同じ
『無知という原因』と『なんでも信じるという結果』が同時に成立

・Intelligent as he is, he is not considerate of others.
(彼は頭は良いのだけど、他人に対して思いやりがない。)
*譲歩・逆接←同時に成立←同じ
『頭が良いというプラス』と『思いやりがないというマイナス』が同時に成立

・Language as we know it today is totally different from what it used to be.
(私たちが今日知っているような言語は昔のそれとは全く異なるものである。)
*名詞を修飾する機能(〜ような)←様態(同様というイメージ)←同じ
*接続詞なのでas節の中はwe know it(language) today、と文が完全。

関係代名詞
・You have the same kind of gentleness as your mother had.
(君にはお母さんにあったのと同じような優しさがあるね。)
*名詞を修飾する機能(〜ような)←様態(同様というイメージ)←同じ
*関係代名詞なのでas節の中はyour mother had、と文が不完全。
*the same kind of gentlenessが先行詞

・She is from Osaka, as you can guess from her accent.
(訛りから予想できることだが、彼女は大阪出身です。)
*主節の内容を先行詞として説明する機能(〜だが、〜ように)←様態(同様というイメージ)←同じ
『予想できること』と『彼女が大阪出身である事実』が同じ
*"She is from Osaka"という内容が先行詞

asの共通イメージ=同じ

どれくらい知っている用法がありましたか?
知らない用法もあったかもしれませんし、知っていてもただなんとなく訳を覚えているだけという使い方もあったのではないでしょうか。


上記以外にもまだまだasの使い方は多様なので、辞書チェック必須です。その際には品詞の区別、特に接続詞と関係代名詞を区別することをしっかり意識してくださいね。


as以外の接続詞系も見ておきましょう。

・How can you earn so much money when you just sleep all day?
(なぜ一日中寝ているだけなのにそんなにお金が稼げるのか。)
*副詞節を導く接続詞。
逆接・譲歩(〜なのに)←相反する2つのことが同じ時に発生するイメージ←時

Where there is a will, there is a way.
(意志あるところに道は開ける。)
*副詞節を導く接続詞。
場合・状況(〜の場合は)←概念的な場所←物理的な場所

・Are you out of your mind that you should invite your ex to your wedding?
(結婚式に元カノを呼ぶなんてどうかしてるのかい?)
*副詞節を導く接続詞。
判断の根拠←判断の材料の方向を指し示しているイメージ←指示代名詞(あれ・それ)

助動詞系

助動詞系は筆者・話し手の気持ちを表すので英語の正確な理解には不可欠なものですが、中学生の初めの方に習う上に構造も複雑でないため、助動詞系を甘く見る英語学習者の方が異常発生している模様です。


そんな助動詞系は受験英語では頻出じゃないけど、日常会話では結構使われる意外な意味がまあまあ多いです。代表的な助動詞『will』を例に考えてみましょう。


例によって馴染み深い用法から確認です。

・I'll be back.
(俺は戻ってくるぜ。)ターミネーター2
意志未来(〜するつもり)←意志

・You will get a speeding ticket.
(あなたスピード違反できっぷ切られるよ。)
単純未来(〜するだろう)←意志の力で予想←意志

上記二つは中学でおそらく最初の方に一人称とか二人称とか分類して習った記憶があるのではないかと思います。そんな英語学習のしょっぱなに習うwillですが、以下の用法はどうでしょうか?willの共通イメージ=意志として見てみましょう。

・Oil will float on water.
(油は水に浮く。)
*習慣・性質(〜するものだ)←そのようになろうとするエネルギーがあるイメージ←意志

・My daughter won't listen to my advice.
(娘が私のアドバイスを聞こうとしない。)
*固執・意固地(〜しようとしない)←やらないぞという意志←意志(+否定形)

・If you will wait here for a moment, I'll prepare some tea.
(ここで少々お待ちくだるのであれば、お茶を用意してきます。)
*敬意←意志の尊重←意志(+二人称)

上記のように意志を表すwillの用法にはバリエーションがあります。特に意識せず漫然と文章を読んでいると違和感を持ちつつなんとなく全部未来の意味で処理しちゃいがちなので、辞書の例文を利用して区別できるようにしてくださいね。


他の助動詞系も確認しておきましょう。

・I'm amazed that a ten-year-old should be so smart.
(10歳の子がそれほど頭が良いとは驚きだ。)
*判断・感情(訳にはあまり表れない)←そんな運命があったなんて←そうなるはずだという運命←義務

・You could help me wash the dishes.
(洗い物を手伝ってくれてもいいのに。)
*不満(〜すればいいのに)←やろうと思えばできる(のにしない)というイメージ←可能(仮定法過去

・Come what may, I won't change my mind.
(何が起ころうとも、私は考えを変えない。)
*仮定(訳には出にくい)←どんな可能性があっても、というイメージ←可能性

自習用単語リスト

そろそろステップ2、辞書学習のイメージは掴めてきたでしょうか?


ステップ2は個別知識を補充していくボトムアップ型学習なので、普段見聞きする英語に出てくるあらゆる単語を調べまくって欲しいのですが、それでもある程度の目安がないと自習に取り入れにくいかと思います。


そこで紹介した3つのグループにその他多機能単語を加えた自習用の単語リストを載せておきますので、辞書学習の参考にしてください。リストの単語は代表例に過ぎないので、全て調べればそれで終わりということではなく、終了後もいろんな単語に出会うたびに辞書をチェックするという学習を継続する必要があります。


自習用リスト終了後はそれを踏み台にしてそれぞれのステップ2学習へと羽ばたいてくださいね。

前置詞・副詞系
・for, to, at, in, out, on, off, up, down, from, of
・by, with, through, across, over, under
・about, around, along, against, among, between
・without, within, except, like, unlike
・behind, above, below, beside, besides
・toward, inside, outside, near, throughout
(計38個)


接続詞・関係詞系
・and, or, but, so, because, since, before, after, while
・if, unless, as, though, although, until, till, whether
・when, where, that, which, who, whom, whose, what, why, how
・now, once, only, nor, also, yet, while, than, lest, whereas
・whenever, wherever, whichever, whatever, whoever, whomever, however
(計44個)


助動詞系
・will, can, may, must, shall
・would, could, might, should
・had better, have to, used to, ought to
・dare, need
(計15個)


その他多機能単語
・this, it, one, some, any, these, those
・the, a, another, other, every, each, all
・no, not, none, never, ever, only, such, even
・little, few, less, much, more, good, great
・make, get, have, see, hear, go, give
・thing, nothing, something, anything, everything
・way, number, amount, work, kind, matter
(計46個)

辞書学習の3つのポイントも再掲しておきます。


最初は意味の多さに圧倒されて苦戦するかもしれませんが、慣れればだんだんコツがわかってきて楽しくなってきますよ。無理せずコツコツ文法知識を積み上げてくださいね。

・単語のイメージを意識
上に分類される英単語は意味・用法が多く、1つの単語に20〜30個あることも珍しくありません。それを1つ1つバラバラの知識として覚えるのは効率が悪いので、単語の共通のイメージから各意味・用法を派生させる形で覚えていくようにしましょう。


・例文でイメージ・用法を確認
各用法が例文で実際にどのような状況で使われるかまで確認するようにしましょう。単語単体の和訳は答えられるけど具体的にどう使うのかわからない、というのでは理解していないのと同じです。例文を笑うものは例文に泣くのです。


・品詞を区別
品詞を複数持つ単語、特に前置詞・副詞はきっちり区別して認識するようにしましょう。意味・用法だけでなく文法的な機能も理解しておいたほうが、長文などでそれらの単語に出くわした際に曖昧な部分がなくなり、明確に内容を理解できるようになります。

おすすめ辞書はジーニアス英和大辞典

さてステップ2辞書学習の役割、学習法を理解していただいたところで、肝心の英和辞典そのものについてです。


すでに何かしら英和辞典を愛用していて、特に不便なく学習できているという方はそのまま同じものを継続して使っても良いと思います。特に辞書にこだわりはないからおすすめを教えてくれ、という方に紹介したいのが『ジーニアス英和大辞典』です。


ジーニアス英和大辞典は僕自身7年以上使ってきて大変重宝しているため、少しひいきしてしまう部分もあるかもしれませんが、客観的に見てもおすすめできる英和辞典です。


簡単におすすめポイントをまとめます。

豊富な見出し・用例数

総項目数25万5千もあり、生化学、医学、薬学、エレクトロニクス、コンピュータ、経済、法律、環境問題などの専門用語もカバーしています。


一般的な学習者向けの英和辞典の収録が大体10万語ちょっとということを考えると、25万5千語というのはかなりの語彙数であることがわかります。


また、例文の多さにも注目です。
アプリ版は書籍に約5.8万語もの例文を追加しており、見出し語の豊富さと合わせた膨大な情報量で英語学習をサポートしてくれます。


例えばステップ2で挙げた前置詞・副詞系、接続詞・関係詞系、助動詞系の単語を調べると用法が細かく分類されており、ほぼ全ての用法で例文が載っています。例文が豊富なので各単語のイメージを掴みやすく、さらに実際の用法まで落とし込んで覚えられるので、効率的に学習できるのです。

語源の充実

辞書学習で紹介した前置詞・副詞などの機能語を含むあらゆる語彙について語源の説明が記載されています。


例えば次の3つ。

・shall: 古英語sceal(負うている、義務がある)
・as: 古英語alswa(all so=まったくそのように)
・ordinary: ラテン語ordinarius(規則正しい順序の、習慣的な)
ordin-(order=正常な状態、慣行)+ary(...の)

shallは義務のイメージ→未来を表す意味に、asはまったくそのようにというイメジ→同時性、同様という意味に、ordinaryは正常な状態のというイメージ→通常の、ありふれたという意味にそれぞれ繋がっていることがわかります。


ジーニアス英和大辞典はこのように語源が充実しているので、同じ単語なのに一見異なる複数の用法を語源のイメージで関連づけて覚える学習がやりやすくなります。


これは文法学習だけでなく語彙力アップにも有利ですよね。

語法に強い

ジーニアスシリーズはもともと『語法に強い』を売りにしていますが、大辞典ではその語法の解説をさらに強化しています。そしてこの語法の強さこそジーニアス英和大辞典をおすすめする最大の理由です。


では『語法に強い』とはどういうことか。
3つ具体例をあげます。

可算名詞・不可算名詞の区別
名詞の意味の先頭にC(Countable)あるいはU(Uncountable)の記載があり、可算名詞・不可算名詞を区別することが出来ます。それだけではなく、同じ単語内での可算名詞的用法・不可算名詞的用法を区別することもできます。

例えばschoolの解説をみると次のように用法ごとに区別されています。
1. U[通例無冠詞で](制度としての)学校
e.g. go to school

2. C(建物・施設としての)学校、後者
e.g. establish a school
*意味や用例は実際のものからだいぶ端折っています。

このように単語ごとにきっちり数えられる・数えられないという概念を身につけることで、日本語にはない英語特有の語法の感覚が磨かれていきます。


節内の用法
節の中にはS(主語)・V(述語)が含まれますが、この述語にはどのような時制・助動詞を利用するのか、という部分まで解説があります。
so that〜を例にあげます。

(1)that節ではcan, will, 直説法現在, {正式}may(主節が現在、未来), should, could, would, {正式}might(主節が過去)を用いる。shallは{まれ}。
(2)否定の意味を伴う場合はcan, couldを用いないことが多い。
e.g. We tied him up so that he wouldn't be able to escape.
(逃げられないように彼をきつくしばった。)

このように一緒に使用する助動詞まで解説してくれるので、英作文や会話で使う際に迷いなく英文をアウトプットできるようになります。


動詞の使い方
文型やよく一緒に使う前置詞や目的語の種類などを合わせて解説してくれます。ここではtalkの他動詞として用法解説の一部を見てみましょう。

・{SVO1 into doing [O2]} O1(人)を説得して...させる[O2(事)に至らせる]
e.g. I talked my father into buying me a camera.
(父にねだってカメラを買ってもらった。)

・{SVO1 out of doing [O2]} O1(人)を説得して...させる[O2(事)を]やめさせる
e.g. I talked her out of running away from home.
(彼女を説得して家出を思いとどまらせた。)

このように用法ごとの語法・意味解説が充実しているので、同じ動詞でも文型や併用される前置詞・目的語などの情報を手がかりに意味を区別する力が自然に磨かれていきます。

上記3つは語法に強い例の一部にすぎず、もちろん自習用リストにまとめた前置詞・副詞系、接続詞・関係詞系、助動詞系、その他多機能単語の語法もたっぷり解説されています。


このように語法解説が充実していることで、なんとなく訳すことはできるとか、なんとか通じる英語を作れるといった中途半端な英語力ではなく、微妙なニュアンスをしっかり理解し、正確で自然な英語表現をアウトプットできる真の英語力に近づくことができるのです。

ジーニアス英和大辞典のゴリ押しになってしまいましたが、この辞書を使わないという方も自分の愛用辞書を作ってステップ2の辞書学習に励んでくださいね。

ロイヤル英文法での文法深堀り

英文法学習のイメージ

1.高校レベル英文法参考書での基礎固め(体系)
2.英和辞典を使った文法補強(個別)
3.ロイヤル英文法での文法深掘り(体系+個別)
4.長文読解での文法知識定着・穴埋め(個別)
5.英作文教材でのアウトプット(個別)

体系=体系知識からアプローチするトップダウン型文法学習
個別=個別知識からアプローチするボトムアップ型文法学習

ステップ2では英和辞典を使ったボトムアップ型学習について紹介しました。ここまでの高校レベル参考書+辞書学習を終えた段階である程度文法原理が頭に定着しているはずです。


ステップ3ではこの文法原理に関する知識をさらに深堀りして本質的に理解すること、そして各文法事項の知識からさらに枝分かれさせて関連知識を増やすことが目的です。


簡単に言えば文法知識の『質+量』を強化するということです。


さて、そのステップ3に使う肝心のロイヤル英文法について、ロイヤル英文法の特徴+ 2種類の学習方法に分けて解説していきたいと思います。

ロイヤル英文法の特徴

ロイヤル英文法は一言で表すと『文法の辞書』です。


あるいは『高校レベルの文法参考書=初心者向け入門書』、『ロイヤル英文法=上級者向け専門書』と言い換えることもできます。


高校レベルの文法参考書が演習問題を含んで500ページ前後なのに対して、ロイヤル英文法は文法解説(例文付き)のみで896ページもあることから、どれだけ専門的かイメージが湧くかと思います。


また、文法の網羅性にも優れています。
例えば可算名詞・不可算名詞を例にとって高校レベルの文法参考書と比べてみると、次のような感じです。

高校レベルの文法参考書:
どのような場合に数えられるのかをさらっと説明し、数えられる名詞の例、数えられない名詞の例をあげる。さらにa/an, theを使った例文を紹介して補足。


ロイヤル英文法:
可算名詞・不可算名詞の概要を説明し、さらに名詞を細かく普通名詞・集合名詞・固有名詞・物質名詞・抽象名詞に分類。普通名詞→抽象名詞、物質名詞→普通名詞への転用等について追加説明した上で、普通名詞でも無冠詞になる場合や、抽象名詞でもa/anをつけたり複数形になったりする場合など、網羅的に説明しています。

文法用語が多くてうざっとなってしまったかも知れませんが、とにかくロイヤル英文法は分類がわかりやすく論理的なので、文法原理の体型知識をさらに強固なものにすることができます。理系的な思考の方が特に気に入る参考書かも知れませんね。

最後にもう1つ忘れてはいけないのが学習参考書としての使いやすさです。英語学習者がよく出くわすであろう疑問に答える『Q&A』が豊富に設置されていて、文法機能の疑問を解決してくれるだけでなく、英語を話したり書いたりする際にも役立つ知識を提供してくれます。


例えば『Would you mind〜?に対する承諾はYes.でよいか?』というQ&Aがあり、Not at all./No, I wouldn't.と否定を使うことが文法的に正しいことを説明した上で、日常会話ではYes, certainly., OK., Sure. などを承諾の意味で使うことも多い、という風に実践的な用法まで教えてくれるのです。そしてもちろん例文を複数あげて英文への感覚を強化してくれます。

上記のように『専門的な解説』『文法の網羅性』『学習参考書としての使いやすさ』を特徴にあげましたが、実際にAmazonのロイヤル英文法の商品説明ページでも同じような3つの要素を売りとして紹介しています。

「専門書のくわしさ」「学習参考書のわかりやすさ」「辞書の引きやすさ」の3要素がマッチした英文法書の決定版です。

Amazon.jp

ロイヤル英文法の特徴を理解したところで、この参考書を使った2つの学習法(ボトムアップ+トップダウン)を見ていきましょう。

ボトムアップ型学習法

ボトムアップ型学習はステップ2の辞書学習と同様、個別の文法知識を補強していく学習です。高校レベルの文法参考書(ステップ1)や長文読解教材(ステップ4)の補助として使うことでより深く文法を理解することが目的です。


具体的には知らない単語を辞書で調べるのと同じ要領で、理解が曖昧な文法やより深く知りたい内容をロイヤル英文法で検索し、その分野の文法知識を深堀りしていきます。


例えば高校レベルの文法参考書で時制の一致の基本を理解したけど、複雑な文になったらどうなるのだろうとか、長文に分詞構文が出てきてなんとなくしか理解していないなとか、疑問を持つたびにロイヤル英文法で解決しておくと自然と文法力がレベルアップしていきます。


実際僕自身も受験生時代に長文学習をしていて、”なんか過去の話なのに現在形使ってたり突然仮定法出てきたり時制意味わかんねー”と悩んで先生に相談したりネットで検索したりしてもイマイチ納得いきませんでしたが、ロイヤル英文法で時制の一致や話法を調べてみるとスッキリ解決できた思い出があります。


皆さんの疑問もきっと解決してくれるはずですので、調べまくって文法の専門家になっちゃいましょう!

トップダウン型学習法

トップダウン型学習法はステップ1の高校レベル文法参考書と同様、ロイヤル英文法を通しで読んで体系的に文法知識を仕入れていく学習法です。


文法事項の分類は時制・比較・関係詞など、ほとんど高校レベル文法参考書と同じ感じで、各項目がさらに細かくチャプター分けされています。かなり綺麗に分類されているので、通読用の参考書としても読みやすいかと思います。


ただやはり量は半端ない(896ページ)ので一気に読破しようとせず、アプリ版(App Store, Google Play)を使って通勤・通学時に少しずつ読み進めたり、3日で1章(全24章)進めるなど、コツコツ継続する工夫が必要です。


ボトムアップ型学習だけだと自分が気になる部分だけの学習になってしまいますが、トップダウン型だと普段気にしていないような文法・語法についてもなるほどそういうことだったのか、と新しい発見が必ずあります。


とは言っても大量の文法解説で文法嫌いになってしまっては元も子もないので、まずは無理のない範囲で『文法の辞書』として活用して見てくださいね。

長文読解での文法知識定着・穴埋め

英文法学習のイメージ

1.高校レベル英文法参考書での基礎固め(体系)
2.英和辞典を使った文法補強(個別)
3.ロイヤル英文法での文法深掘り(体系+個別)
4.長文読解での文法知識定着・穴埋め(個別)
5.英作文教材でのアウトプット(個別)

体系=体系知識からアプローチするトップダウン型文法学習
個別=個別知識からアプローチするボトムアップ型文法学習

ステップ3ではロイヤル英文法を使った文法深堀り学習について紹介しました。ステップ1〜ステップ3を完成させれば文法の体系知識はかなりレベルの高いものになります。


ステップ4で紹介する長文読解学習は既習の文法知識やまだ知らない文法事項を文脈の中で補強、穴埋めしていくボトムアップ型学習です。


ステップ4としていますが、英文法学習の全体像で説明した通り各学習がお互いを支え合って相乗効果を生み出すので、長文学習はステップ1とほぼ同時期に開始するようにしてください。


文法学習なのに長文読解ってどうゆうことや、という方もいらっしゃるかと思いますので、『長文読解の目的』『おすすめ参考書』『具体的な勉強法』に分けて解説していきます。

長文読解の目的

ただ漫然と長文を読んでいるだけでは文法力向上の効果が半減してしまいますし、目的のわからない学習はモチベーションが続きません。ここでしっかり長文読解を文法学習に活用する目的を把握しておきましょう。


結論から言うと文法学習において長文読解の目的は次の2つです。

・文法語法知識の穴埋め
・文法語法の感覚磨き

それぞれ詳しく見ていきましょう。

目的1: 文法語法知識の穴埋め

英語長文を読む際は当然大量の文法・語法に出くわす訳なので、長文読解は文法書で習った知識を確認する機会としても使えますし、さらに今まで習ったことのない文法・語法を仕入れる場としても活躍します。


長文読解はロイヤル英文法・辞書学習と組み合わせることで効果が倍増します。例をあげて見てみましょう。

長文読解×ロイヤル英文法(ステップ3)
長文読解で出くわした構文や文法について理解が曖昧な場合、該当の文法をロイヤル英文法で検索することで、理解を深めることができます。


例えば倒置法。
長文読解を読んでいて文脈からなんとなく意味はわかるけどなんで倒置するのか、ルールはあるのか、など疑問に思うことがあると思います。(疑問に思わない人は要注意、もっと文法を大切に!)

そんな時ロイヤル英文法を使って倒置を調べると一気にルールを整理することができます。以下、『強調のための倒置』の解説を一部抜粋します。


1.補語を文頭において強調する場合
S+V+Cの文で補語が文頭に置かれると主語が名詞の場合には倒置される。
・Faint grew the sound of the bell.
(鐘の音がかすかになった。)

2.目的語を文頭に置いて強調する場合
目的語が文頭に置かれても、通常倒置は起こらない。
・That I can't say.
(そのことは私には言えない。)


このように倒置のルールについて体系的に分類されており、効率的に理解を深めることができます。もちろん上にあげた解説はだいぶはしょっているので、実際には例外や否定語を使う場合の倒置などの説明も充実していますし、例文も豊富です。

長文読解×辞書学習(ステップ2)
長文読解で出くわした単語の使い方、つまり語法が曖昧な場合は該当の英単語を辞書で調べることで理解を深めることができます。


例えば長文でsubstituteという単語に出くわして、『代用する』みたいな意味だと思うけど使い方までは理解してないなあ、となった時に辞書を引いて語法を確認することができます。以下ジーニアス英和大辞典の解説を一部抜粋。


SVO1 for O2
<人が>O1<物>をO2<物>の代わりに用いる
用例:
I substitute honey for sugar.
私は砂糖の代わりにはちみつを使います。

<人.物が>[...の]代用になる[for]
用例:
The principal substituted for our teacher who was ill.
校長先生は病気になった私たちの先生の代わりをした。

C(可算名詞)
[...の]代用品[for]
用例:
use a typewriter as a substitute for a word processor
ワープロの代わりにタイプライターを使う

[限定]代用の、代理の
用例:
a substitute teacher 代用教員


このように長文で出くわした単語を辞書で調べることで、品詞別の使い方やセットで使う前置詞なども理解し、単語理解をレベルアップすることができるのです。

『長文読解×ロイヤル英文法』『長文読解×辞書学習』について紹介しましたが、長文読解では文法学習の材料となる表現に触れる量を圧倒的に増やしてくれる効果があります。


文法参考書で触れられる表現には限界がありますので、必ず初期段階から長文読解を取り入れるようにしましょう。

目的2:文法語法の感覚磨き

2つ目の目的が長文を繰り返し読むことにより、特に頭で考えなくても文法を感覚で理解する能力を高め、処理スピードを向上させることです。


文法学習に置ける長文読解の目的1・目的2の違いをまとめると次のような感じです。

目的1: 文法語法知識の穴埋め
・文法参考書で文法語法知識インプット→長文で文法語法知識を再確認
・長文で新規の文法語法に遭遇→辞書・ロイヤル英文法で確認

目的2: 文法語法の感覚磨き
・既習の文法語法に長文で繰り返し接触→文法語法を考えなくても感覚で把握できるようになる(文法知識はあるけど感覚が先に起動)
・未習の文法語法に長文で繰り返し接触→文法語法知識はないけど感覚で正しい意味を把握できるようになる→文法参考書や辞書を使って改めて頭でも文法語法を理解

違い
目的1→頭で理屈を理解
目的2→無意識レベルの感覚で自然な用法を習得

この文法語法を頭で考えず使いこなす感覚を専門用語で言えば『手続き的知識』(反対に頭で理解している状態は宣言的知識)。


例えば自転車を乗る時は無意識で身体を動かして前進してますよね。右足を後ろに蹴ると同時に左足を前に、そして逆の動き、止まる時には両手をいい感じで握って徐々に速度を落として停まろう、など頭でいちいち考えていないはずです。


これは言語でも同じ。
母語である日本語を使う時は『〜である』はこの文脈では終止形ではなく連体形で後ろにくる日本語を修飾しているから”母語である日本語”で1つの名詞を形成しているな、とか考えなくても瞬時に意味を把握することができますよね?


このように意識的な知識を使うことなく感覚で使いこなせているのはまさに『手続き的知識』のおかげなのです。


英文法学習において長文読解の目的の2つ目は文法語法を感覚、つまり『手続き的知識』で使いこなす能力を上げていくことです。1文ずつ文法語法を意識的に考えていたら読むのが遅くなるのはもちろん、文章の内容に集中できないので理解度が落ちてしまいます。


無意識で働く手続き的知識で英文法を操り、脳みそのメモリは文章の内容など意識的思考が必要なものに解放してあげましょう。

おすすめ教材: 英語長文レベル別問題集

さて文法知識の穴埋め、文法語法の感覚磨きにおすすめの教材が東進の英語長文レベル別問題集シリーズです。


名前の通りレベル別に分けられておりレベル1〜6まであります。


高校である程度英語を勉強していた方は4あたりから始めると良いかと思います。レベル4,5,6の大体の目安を示しておきます。

レベル4
センター試験高得点。TOEIC650程度。英検2級合格レベル。

レベル5
MARCHレベル。TOEIC800程度。英検2級〜準1級の間。

レベル6
早慶以上レベル。TOEIC800以上。英検準1級合格レベル。

高校英語もほとんど忘れてしまったという方は中学英語のレベル1から用意されているので、内容を見て自分にマッチしたレベルから始めると良いですよ。


続いてレベル別問題集のおすすめポイントを2つ紹介しておきます。

音声付き
全ての長文に音声が収録されているので、リスニング対策にもなり、シャドーイングで耳・口を使って英語表現を定着させることができます。

構文解説付き
解説ページの全文には文型(SVOC等)、品詞{形容詞・名詞・副詞(句/節)等}、の構文解説が付いているので、和訳だけじゃ英語本文の構造がわからない場合もパッと理解することができます。

構文解説が付いていることで難しい英語表現も悩むことなく『文法語法知識の穴埋め』を効率的に行えます。また、音声を使ってシャドーイングすることで『文法語法の感覚磨き』の効果を最大限に高めることができます。


つまり英語長文レベル別問題集は文法強化の効果を得るための長文読解トレーニングに使う教材として最適なのです。


このレベル別問題集、1レベルあたり12個の長文なので、3〜4ヶ月もあれば全部終わらせられるんじゃないでしょうか。レベル6を終えてやることがなくなってしまった人のために中上級者向けの教材も紹介しますね。

中上級者向け長文教材

大学受験用のレベル別問題集を終えた後に取り組む教材としておすすめしたいのが英検準1級・英検1級・TOEFLのリーディング対策用問題集です。


大学受験用の教材は当然高校生向けに作られているので、難関大と言えどもレベルに上限があります。レベル別問題集のレベル6で準1級と同じか少し簡単なくらいなので、長文読解で文法語法力を高めようと思うと英検・TOEFLの教材でレベルを上げていく必要があります。


レベルの違いは主に語彙レベルの違いが大きいですが、語彙レベルが高くなると文法語法のレベルも比例して高くなる傾向にあるので、長文教材選びの参考にはなると思います。英検準1級・英検1級・TOEFLのそれぞれの語彙レベルを見て3ましょう。

英検準1級
7,500〜9,000語程度

英検1級
10,000〜15,000語程度

TOEFL
15,000語+α

*英検についてはえいらくというサイトを参考にさせていただきました。
*尚TOEICはビジネス文書に特化していて文法はシンプルなものが多いので、文法学習という意味では中上級者向け教材から外しています。

TOEFLについてはあまり語彙情報が出回ってないので、僕自身の経験から判断しました。語彙力が15,000語程度の頃にTOEFLリーディング問題集を読むと1長文あたり知らなかったり意味が曖昧な単語が2〜3個ありましたが、18,000語くらいになると知らない単語はほぼ出なくなっていたので、TOEFLをカバーするのに必要な語彙は大体15,000語以上かなという推測です。


もう1つの根拠はTOEFLが英語圏の大学での実生活に必要な英語総合能力を測るためのテストとして開発されたということ。ネイティブ高校生の語彙力が約22,000語であることを考えると、大学でコミュニケーションを満足に取るためにはそれと同じとまでは行かなくとも、15,000語以上必要というのは妥当かと思います。(もちろん英語圏大学入学に必要な最低限のスコアはもっと少ない語彙レベルで取得できますが。)


語彙力の目安については以下の記事も参考にしてくださいね。

長文読解教材の語彙力の目安についてお話しましたが、正確な語彙レベルを判定するのは至難の技ですし、そこまで重要ではありません。どこまでやればいいかと悩んでいる暇があったら全部やれば良いのです。


英検もTOEFLもこなせば語彙力も相当つきますし、ステップ2・ステップ3と組み合わせればこの記事のテーマである文法語法力もかなりのものになるでしょう。

長文読解教材を使った具体的な勉強法

せっかく長文読解に取り組んでも、中途半端な勉強法だと文法力の成長が半減してしまいます。ここでは文法語法強化の効果を最大限に高める長文読解勉強法についてお話します。


ポイントは以下の3つ。

1.本文を全部読んでから問題を解く

2.復習時は一字一句分析(精読)

3.反復5〜10回(音声があればシャドーイング)

それぞれ見ていきましょう。

1.本文を全部読んでから問題を解く


問題を先に読んで本文はさらっと読んで答えを見つけるとか、全部読む必要はなく下線部の前後だけ読むとか、受験やTOEIC等の資格試験テクニックで本文を読まないスタイルの解き方が語られることがありますが、絶対にNGです。


長文読解の目的はそもそも英語を読めるようになることなのに、読むことを避けていては本末転倒です。問題は本文を理解できたか確認するツールでしかないのです。文法語法力を高めるためにも必ず全文を最初に読んで内容を理解する意識を徹底しましょう。


それに結局本文を読んで解く王道スタイルでのトレーニングが高得点を取るために一番効果的ですよ。全部読んでいたら間に合わないという方は読解スピードを高めるまでです。本文読まずに時間を節約する選択肢はありません。

2.復習時は一字一句分析(精読)


復習の際は知らない単語や語法が曖昧な単語はもちろん、SVOC等の文型・各単語の品詞などの構文、ステップ2辞書学習で出てくるような多義語(e.g. all, as, out等)等、とにかく一字一句きっちり理解できている状態を目指します。


単語レベルだけでなく、文の論理展開を終えているとより理想です。例えば分詞構文が出てくれば、ただの並列なのか因果関係を表しているのか、あるいは逆接や譲歩を表しているのか等、内容まできっちり分析して深く理解しておきましょう。


なんとなくの理解でオッケーを出さず、自分に厳しく復習することで文法マスターへの道に近づくことができるのです。

3.反復5〜10回(音声があればシャドーイング)


精読で文法語法知識の穴埋めをして満足してはいけません。その全てを理解した状態で意味内容を考えながら繰り返し音読・黙読することで知識が初めて定着し、文法語法の感覚を磨くことができるのです。


最低でも5回、理想的には10回以上反復してほしいところです。そして音声付きならテキストを見ながらのリピートと、シャドーイングを取り入れると効果倍増です。その時に本文の意味内容だけでなく、下記のように細かい文法語法まで意識を向けると脳へさらに負荷をかけることができ、語感がさらに研ぎ澄まされます。

・a/theをどのような場合に使っているのか
・前置詞は基本イメージからどのように意味が派生しているのだろう
・ofの後の名詞はどんなものだろう(複数形?theあり?)
・同格ってどんな使い方するのか
・倒置はどういう時に使うのだろう
・こういう時に無冠詞を使うのか
・評論や物語の時の時制はどうなるんだろう



このように反復の度にテーマを持って読んでいくと、ただなんとなく読んでいるより効果的な学習になります。ここにあげたのは一例に過ぎないので、自分でどんどんテーマを見つけてくださいね。


すでにわかっている長文を何回もリピートしても意味ないんじゃないかと思う気持ちは非常によくわかります。非常に。しかしすでにわかっているからこそ普段は意識できていない細かい語法感覚が頭に刻み込まれ、知識として知っている文法を無意識で使いこなす能力が向上していきます。


一度騙されたと思って数ヶ月試してください。文法だけでなく英語力全体が爆上がりしますよ。

1.本文を全部読んでから問題を解く
2.復習時は一字一句分析(精読)
3.反復5〜10回(音声があればシャドーイング)

是非この3つを意識して長文読解に取り組んで文法語法力をマックスに高めてくださいね。

多読だけじゃダメなのか?

辞書を引かなくても多読だけやり続けてれば英語力がアップするという論調を時々見かけますが、それは読んでいる内容がほとんど理解できているという前提です。6〜7割の理解で大量にインプットしてもやはり非効率で、成長も頭打ちしてしまうのです。


多読の効果はすでに知っている語彙や文法を自在に使いこなす能力が向上し、処理スピードが上がるというものです。長文読解の目的2で紹介した『文法語法の感覚を磨く』というのに近いですね。


多読でそもそも知らない文法・語法を習得するには相当数同じものに色んな文脈で遭遇する必要があります。理解が6割程度だとその文脈も当てにならないので新規の文法語法を習得するにはなかなか難しいです。そこで文法語法の習得に必要となるのが先ほど解説した精読トレーニングというわけです。


では多読は意味ないのかというとそんなことはありません。精読トレーニングで英文読解の質を高めてから、あるいは高めながら多読を取り入れてインプット量を確保することで相乗効果で着実に文法力がつくでしょう。


『精読+多読』で『文法語法知識&文法語法感覚・処理スピード』アップです。

英作文教材でのアウトプット

英文法学習のイメージ

1.高校レベル英文法参考書での基礎固め(体系)
2.英和辞典を使った文法補強(個別)
3.ロイヤル英文法での文法深掘り(体系+個別)
4.長文読解での文法知識定着・穴埋め(個別)
5.英作文教材でのアウトプット(個別)

体系=体系知識からアプローチするトップダウン型文法学習
個別=個別知識からアプローチするボトムアップ型文法学習

ステップ1〜4は主に英文法のインプット学習法について紹介しました。ここまでで文法を駆使して英語を理解する力はかなり鍛えられますが、もう1つ非常に重要な文法学習が残っています。


それがステップ5: 英作文教材でのアウトプット学習です。英作訓練の積み重ねで文法語法力・運用力を高めていくボトムアップ型学習法ですが、教材によっては文法ごとに整理されていて体系的な要素もあります。(今回紹介する教材も体系的で学習しやすいです。)


ステップ5は最低限の文法知識が備わっていないと非効率な学習になってしまうので、ステップ1の高校レベル参考書学習が終わったあたりで取り組むと良いかと思います。


この英作文学習は英会話やビジネスメール・プレゼンなど、実践的に文法を運用する力を磨くこともできますし、何よりステップ1〜4で特に意識できていなかったり分かった気になっていた文法の細かい部分に注意が向くので、文法語法力の精度により一層磨きをかけることができます。


英文法学習のだめ押し的存在です。




英作文の文法学習効果の具体例


分かった気になっていた文法の細かい部分に注意が向くとはどういうことか。


次の和文英訳問題を例に考えてみましょう。
すぐ下に解答例を表示しますが、よかったら見る前に頭で英作してみてくださいね。

問題:
・ビギナーズラックはギャンブル依存症の一因です。

解答例:
Beginner's luck is part of the reason why some people get addicted to gambling.



この英文、そんなに難しい単語がある訳じゃないので長文などで出てきたら特に気にせず読めちゃって文法も別に気になる部分は出てこないのではないでしょうか?


しかし、英作を自力でやってみるとなると色んな疑問が浮上します。解答例の英語フレーズごとにどんな疑問が出てくるかちょっと考えてみましょう。

・Beginner's luck
まずビギナーズラックをそのまま使って良いのか、和製英語じゃないのかという疑問が出てきます。さらにそのまま使えるとしてluckは不可算名詞なのか、theはつけないのか、等迷うかもしれません。

実際には英語でも同じ言い方で、luckは不可算、ビギナーズラック全般の話をしていて特定というニュアンスを出したい訳ではないのでtheはいりません。


・part of the reason why
一因→理由の一部としてpart of the reasonとできるのか、one of the reasonsとどっちが良いのか、partはaをつけなくて良いのか、reasonにはtheであってるよな等々、一見簡単な英訳でも疑問が出ます。

また、reasonに続ける関係詞はwhyを使うとして省略はできるのか、後ろは完全文で良いのかと言う疑問が出るかもしれません。


答えとしてはビギナーズラックがギャンブル依存症の『大きなくくりの原因』を構成する一部だと考えるならpart of the reasonでOK。『個別に存在する複数の理由』の1つと考えるならone of the reasons。

partはan important partのように修飾語がつくのでなくただ一部と言いたいのであれば無冠詞が普通。reasonはwhy〜で修飾して特定されるのでtheをつける。(part of 〜は後ろにtheやthis, myなどの名詞を特定する単語が来るのが普通という理由もある。)

why〜は関係副詞だから後ろは完全文。thatでの置き換えや省略も可能です。


・some people get addicted to gambling.
ギャンブル依存症を文で説明する場合、関係詞節内の主語を決めなければなりません。weで良いのかそれともyou?some peopleが良いのか?と疑問が起こります。

また、依存するはget addicted toで良いのかare addicted toじゃダメなのかと迷ったり、gambleはそのまま名詞で使えるのか?使えるならa gambleでも良いんじゃないかと言う疑問が出て来るかもしれません。


まず主語ですが、weを使う場合は昔の人に対する現代の我々、異文化の人に対する我々、依存症患者の我々、など何か区別するニュアンスがなければ一般論の主語はyouが普通。しかしこの文でyouを使うとギャンブル依存になるのが普通みたいな感じが出てしまうのでsome peopleを使って一般化しすぎない方が無難です。

get addicted toの部分は日本語文の意味的にビギナーズラックがきっかけでギャンブル依存症になってしまう変化・動きが意識されるので、 依存している状態を表すareより変化・動きを表すgetがより自然かと思います。

最後にgambleは可算名詞として使えますが、a gambleは『一回の賭け』という意味になるので、『ギャンブルという行為』そのものを指すgamblingの方が文脈的に正しいです。



このように英作文でアウトプット練習を積むと細かい文法にこだわる意識が高まっていきます。さらに、この文法へのこだわりが増した状態でステップ4の長文読解学習に取り組めば文法強化の効果が増えるという恩恵を受けることもできるのです。英作文学習最強ですね。


英作文の学習効果を把握したところでおすすめ教材を紹介します。




おすすめ教材: 和文英訳教本(文法矯正編)

和文英訳教本



英作文教材も文法書と同じくたくさん出回っていますが、何をやれば良いかわからないからとりあえず一冊おすすめ教えてくれ、という方は和文英訳教本(文法矯正編)をやっておくと良いです。


僕自身は受験時代駿台に通っていたので駿台オリジナル和文英訳教材を使っていましたが、現在(2019.11)予備校で英作文指導をする際にこの和文英訳教本を使っており、自信を持っておすすめできる英作文教材です。


おすすめポイントを3つ紹介しておきますね。




・自習で進めやすい


英作文は解答例が何通りもあるのが普通で自分の解答と答えが一致しないことが多く(仮に正しい英作であっても)、文法参考書や長文読解教材に比べて自習で進めるのが難しいです。


この和文英訳教本の解説ページでは『表現研究』という項目があり、数通りの別解はもちろん、英語学習者が間違えやすい解答例のパターンも掲載し、何がダメなのかも含めて解説してくれます。


例えば前置詞の違いや主語の使い分けなど、英作文で迷いやすい部分がしっかり解説されているので、解答例と違う英文が出来上がったけど一体合っているんだろうかとモヤモヤする回数はかなり少なくて済むかと思います。


和文英訳教本は塾に通ったりする時間がなく自習ベースで進めていきたい人にとって最適な英作文参考書と言えます。



文法テーマごとの概念・考え方を解説してくれる


英作文の参考書ではこういう日本語はこういう英語を使って表す、というようにフレーズの羅列で終わってしまうものも多いですが、和文英訳教本は違います。


時制・助動詞・冠詞など、文法テーマ毎に分けられており、各項目の最初にそのテーマ全般の考え方を示してくれるので、フレーズの丸暗記に終始することなく、英作を通して体系的に文法を整理することができます。


例えば冠詞ではaはこのような使い方、theはこのような使い方です、と用法をただ羅列するのでなく、aやtheとはそもそもこのような概念でそれを通して各用法に派生しているという風に全ての用法を関連づけて解説してくれるので、冠詞の使い方を本質的に理解することができるのです。


この文法テーマ毎の解説は高校レベルの文法問題集で満点を取れる人にとっても有意義で、文法知識をさらに意味のある形で整理してくれるに違いありません。



英語表現のニュアンスを説明してくれる


和文英訳教本は正解をただ教えてくれるのではなく、解答例が複数あるところではそれぞれどのようなニュアンスなのか、といった疑問にまで答えてくれます。


例えばI willとI'm going toの違い、recentlyとnowadaysの違いなど、一見簡単すぎてスルーしてしまいがちな表現の微妙な違いも英作を通して学ぶことができるのです。


使える英文法の養成を目的にしていることもあり、こうした細かいニュアンスの違いの理解を積み上げることで、自然な英語を使うセンスあるいは『英語的感覚』が磨かれていきます。


"伝われば良い"を卒業して微妙なニュアンスまで習得しちゃいましょう。




さらに訓練を積みたい人は長文読解教材で英作しよう


和文英訳教本を終えて英作文の極意を身につけたけどもっとトレーニングしたい!という人はすでに持っている長文読解教材を英作文教材として使えばお金も節約できるし、他の英作文教材を買うよりもレベルの高い文章でさらに量をこなすこともできますよ。


流れはシンプル。
1. 読み終わった長文教材の日本語訳を見る
2. 文(慣れれば段落)ごとに脳内で英作(声が出せる環境なら口頭英作)
3. 英文を見ながら自分の英作とのズレをチェック


一回読んだことのある長文なんだから簡単すぎじゃね?と侮ってはいけません。シャドーイングが完璧にこなせる状態でも英語を冠詞レベルまで正しく自分で作り出すとなると結構難しいです。


実際にやってみて本当に簡単にこなせたらそれだけ英作力が伸びたということなので自分を褒めてあげてくださいね。


ステップ4長文読解学習の最後にこの日→英トレーニングを取り入れると語彙の定着・文法力アップの効果が倍増しますよ。シャドーイング+日本語訳口頭英作のコンボで脳に刺激を与えまくりましょう。



英作文学習のポイント


同じ教材で英作文をこなしてもやり方次第で効果が全然変わってきます。ここでは英作文学習をこれから始める人向けに以下の学習ポイント3つをお伝えして英文法学習ロードマップを締めくくりたいと思います。

・なぜその英語表現を使うのか必ず考える
・辞書で語法や他の例文をチェック
・別解もチェック



ではそれぞれ見ていきましょう。
*学習ポイントに復習は含めていませんが、全学習と同じく英作文も必ず反復してくださいね。



なぜその英語表現を使うのか必ず考える


自分の英作が間違った時になぜ解答例の表現になるのか考えるのはもちろんですが、自分の英作が合っていた時もなぜそうなるのか確信を持っていなければいけません。


冠詞を例に出すと、可算名詞にaをつけたならなぜtheじゃダメなのか、どういうつもりでaを使っているのか等、それを使う理由をしっかり考えなければならないのです。


なんとなく思い浮かんだ英語が正解であれば嬉しいですが、かなりの上級者でもない限りたまたま当たった可能性も大いにあります。究極的には文法など考えなくても自然な英語が出てくる状態が理想ですが、そこに到達するには小さな理解を積み重ね、意識的に文法の本質を捉える努力が必須なのです。



辞書で語法や他の例文をチェック


英作文で気になった単語やフレーズが出てきた際は、辞書やネットでもチェックして詳しい語法やその単語・フレーズを使った例文に触れることで英作文学習の質が高まります。


例えば英作文の文法学習効果の具体例で取り上げたpart of the reason, というフレーズが出てきた際、partやreasonの使い方、さらにはofの使い方まで辞書で調べてみるとさらに英文法・語法への理解が深まることに気づきます。


実際にpartをジーニアス英和大辞典で調べてみるとa large partなどのように修飾語を伴わない場合は通例partを無冠詞で使うという説明があったり、Running is part of our exercise program.等、partを使った例文をチェックすることができるのでpartの用法をきっちり理解することができるのです。


英作文教材の解答例だけで満足するのでなくどんどん脳に刺激を与えていきましょう。



別解もチェック


短い日本語でも英語に直すと複数の表現が出てくるのが普通です。代表的な解答例だけを学習していてはもったいないので、必ず別解も自分の脳みそに吸収して表現力の幅を広げていきましょう。


またpart of the reasonを例に出すと、one of the reasonsと複数の理由の一つという意味で表現することもできます。


さらにギャンブル依存を文ではなくフレーズで表すとgambling addiction。ギャンブル依存の一因をone of the causes of gambling addictionと日本語に近い形で表すこともできます。


最初の方は英作文教材の別解をチェックするくらいで良いですが、慣れてきて余裕が出てくれば和英辞典やgoogle検索を駆使して教材に載っていない別の表現も自分で考えられるようになるのが理想です。


英作文で英文法の理解を深めると同時に表現力モンスターにもなっちゃいましょう。



ここまで英作文学習を自習で進める方法についてお話してきましたが、やっぱり自己添削は不安だとか自分で添削すると異常に時間がかかってしまって効率が悪いという方は英語コーチングサービスで添削してもらったり文法・語法に関する疑問を解決してもらうと良いかもしれません。


最初だけプロの力を借りて自信がついたら独学で進めるというのも学習戦略としてアリよりのアリです。


いずれにせよ自習時間が大事なのは変わらないので、最終的には自分の力で考えるということを意識してくださいね。


一度英作文学習をきっちりこなしてアウトプット文法力を固めればその後は多読や海外ドラマで英語に触れたり、英会話でアウトプットを継続しつつ時々辞書で語法を確認していれば自然に英語表現力が洗練されていきますよ。




まとめ


これで『英文法勉強法ロードマップ』は完結となります。かなり詳しく書きましたが、どれも重要な文法学習なので少しずつ自分のペースで実践してくださいね。


今日学んだことをおさらいします。

0.英文法学習の全体像
1.高校レベル英文法参考書での基礎固め
2.英和辞典を使った文法補強
3.ロイヤル英文法での文法深堀り
4.長文読解での文法定着・穴埋め
5.英作文教材でのアウトプット



以上、英文法学習の全体的な流れと5つの学習ステップについて解説しました。


英文法とは英語力に置ける設計図。
最初にきっちり身につけておくとその後の学習がより効率的で有意義なものになり、学習が進むにつれて各知識が体系的に整理され、どんどん英語力が磨かれていきます。


このロードマップはその設計図を手に入れるための道筋を示した地図です。
地図を手に入れたあとは行動あるのみ。


誰にも負けない設計図を手に入れ、盤石な英語力の土台を完成させちゃいましょう!


Grammar will guide you through the long journey of learning English.



 

プロフィール

管理人: マルチリンガルジョニー

 

高校中退→1浪→京大法学部→セブ留学(1ヶ月)→上海留学(1年間)→専門商社就職→香港駐在→2年で退社→韓国でフリー→医学部受験講師

 

モットーは『語学=ライフスタイル』
話せる言語は日・英・中・韓・広です。
TOEIC990。新HSK6級。

 

英語独学奮闘中の方を応援します。

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